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ア♡̷イ♡̷ド♡̷ル♡̷音♡̷楽 ༘♡̷

KIRINJI 『非ゼロ和ゲーム』

KIRINJI 『非ゼロ和ゲーム』

 


「一枚のピザ 皆でシェアすれば

だれも泣かない それがいいに決まっているよ」

 


非ゼロ和ゲームのこの歌詞が好きすぎるの。。ゼロ和ってのは誰かが勝ったら誰かが負けるって理論。誰かがプラス1だったら誰かがマイナス1で必ず和が0ゼロになるっていう。宇多田ヒカルの「誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ みんなの願いは同時には叶わない」がゼロ和に近いイメージ。互いに作用する状況じゃないから厳密的にはちがうけど。。

この「誰かの願いが叶うころ」の歌詞にもだいぶ感銘を受けた。子どもの頃のわたしは特に、世界平和を願うようなお子さまだったのでヒッキーのこの歌詞には震えが止まらなかった。

こんなにたのしくて幸せなことがあふれてる世界の裏側ではいつも泣いている誰かがいるなんて考えたこともなかったので。この世の無情としては理解しておくべき考えだと思うんだけど、少なくともわたしは感傷的な気持ちになりやすい子だったので、ときに参ってしまった。たとえばなにかのゲームに勝ったとして、「わたしが勝つことで、悔しがっている・悲しんでいる・人がいるかと思うと手放しで喜べない」事態が発生。このときくらいから大人になりはじめたのかな〜。。

今考えると、これはゼロ和と非ゼロ和の裏表を垣間見れた瞬間だったのかなともおもう。

 


話は逸れたけど、非ゼロ和(ノンゼロサム)ってのはニアリーイコールで言い換えると「Win-Winの関係」かなあってのがしっくりくる。足してもゼロにならない、むしろプラスになったりね。(もちろんマイナス面での非ゼロ和もあるけども)ここで冒頭の歌詞「一枚のピザ皆でシェアすればだれも泣かない それがいいに決まっているよ」になるんですね。そして2番では「一枚のピザだけじゃ足りないよ 皆で作ろう 知恵と愛とお金を持ちよって」という歌詞につながります。

わたしはツイッターでよくアイドルのことについてつぶやいてるのだけど、メッセージボックス「なんでもどす恋」にたくさんのあたたかいお言葉をいただくんですね。わたしの言葉がきらきらしてたりあたたかかったりかわいかったり、ときには救われたりするんですって!なにそれすごい!そしてそれを感謝の言葉としてわたしに贈ってくださるんです。まったく顔も正体も知らないわたしに。

すげ〜な〜グローバル!とおもうと同時にいつもとっても感激しています。そしてこういうとき、非ゼロ和をすごく身近に感じる。わたしの言葉で誰かが元気づけられて、そしてそのレスポンスでまたわたしも幸せな気持ちになっている。匿名でも愛や幸せってどこかしこにあるものだし降ってくるものなんですね。感動。いつもたくさんの好きをシェアしたいっておもってるのですが、本当に、一枚のピザをシェアすればみんなで幸せになるし、なんならみんなで作ればもっと楽しいよ。「愛の呪文さ 君も唱えて」

 


「非ゼロ和ゲーム」

 


Wikipediaにあったので引用しちゃうけど、クリントン大統領の有名な演説がこちら。

「社会がより複雑になると、地域や国境という枠を超えて相互依存の網の目のような関係もより複雑になり、人々が自分の利害を考える上で、誰かが獲得して誰かが失う(win-lose)というゼロ和的な解決方法ではなく、両方とも得られる(Win-Win)という非ゼロ和的な解決方法を見つけざるをえなくなる。なぜなら、相互依存が増していくにつれて、我々が向上するのと同じように、他の人々も向上するからである。従って、すべての人が得られる方法を見つけ出し、お互いに思いやらねばならない。」

 


この曲をつくった堀込高樹お兄様が、「メッセージ」という映画の中で聞いた耳慣れない言葉「非ゼロ和ゲーム」からインスピレーションを受けたと仰っていますので、今度その映画を観てみよう。

 


最後に、非ゼロ和ゲームということばの響きだけではなく音楽もとっても魅力的なので聴いてね。

あ〜〜〜ライブ楽しみ!非ゼロ和ゲーム聴けるかなあ

 

‎KIRINJIの"非ゼロ和ゲーム"をApple Musicで

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